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エレベーター用語集

「油入緩衝器」oil buffer

油の流体抵抗を利用した緩衝器で、緩衝効率が高く、エレベーターの緩衝器としてなくてはならないものである。 その原理は、かご又はつり合おもりがこれに衝突した場合、プランジャの下降に伴って、油が狭いオリフイスを通過することによって、流体抵抗が生じ、これによって運動エネルギを吸収し衝撃を緩和するものである。 オリフイスは、緩衝器の行程中一定の流体抵抗を生ぜしめるため、プランジャの変位とともに断面積が小さくなるようにし、平均元速度は1g（gは重力の加速度）として設計するのが一般的である。 エレベーターの緩衝器は、建築基準法施工令第129条の9により、必要な安全装置として規定されているが、油圧緩衝器は、ばね式緩衝器より性能がよいことから、60m/min以上の速度のエレベーターには全てこれが義務づけられている。